読み上げ(音声で聴く)

Athena は、いま読んでいるものを声にして聴けます。最初から、お使いのスマートフォン付属のシステム音声エンジンを使います。モデルのダウンロードも通信も料金も不要です。システムエンジンが使えないときだけ、以下の代替を見てください。

使い方

1. 資料を開き、ツールバーを出して「聴く」をタップします。

2. 速さ、声色、指定時刻で止まるスリープタイマーを変えられます。

3. EPUB では、読んでいる文がハイライトされ、追従してスクロールします。PDF は音だけ出ます。画面上の文ハイライトはありません。

4. 画面を消しても、バックグラウンドに移しても再生は続きます。ロック画面と通知領域に表紙と章が表示され、一時停止や文単位の前後移動ができます。

聞こえないときは先に自己診断

一部の Android(とくにシステム内部を独自に改変した中国メーカー)では、音声エンジン自体に不具合があります。「設定 → 読み上げ → 読み上げ自己診断」へ進んでください。Athena はテスト音声を実際に再生し、聞こえたかどうかをあなたに確認します。こうした機種ではアプリ側の自動判定は当てにならず、最終的な判断は耳です。

自己診断は、コストの低い順に道を示します。

1. アプリ内で音声エンジンを切り替える。端末にエンジンが複数入っていれば、入れ替えるだけで済み、何もダウンロードしません。この切り替えは Athena の中だけに効き、システムの既定は変わりません。

2. 足りない音声データをダウンロードする。自己診断から、システムの音声データ導入画面へ直接案内できます。

3. システムの音声設定を開く。既定のエンジンと言語パックを確認します。

4. クラウド音声を設定する(次の節)。

5. どれもだめなときは、アプリストアで第三者の音声エンジン(例:MultiTTS)を探し、システムエンジンとして入れてください。Athena はダウンロードリンクを出さず、第三者アプリの入手元と安全性にも責任を持ちません。ご自身で判断してください。

クラウド音声:ご自身の API Key を使う

これは任意の上級機能で、システムエンジンが届かない端末と言語を補います。既定にはなりません。合成に失敗したり通信が切れたりすると、自動でシステムエンジンに戻ります。基本の読み上げは、つねにオフラインで使えます。

Athena は二社に対応しています。「設定 → 読み上げ → クラウド音声」に、ご自身の API Key を入れてください。

- 火山エンジン 豆包音声:中国本土から直接つながり、追加のネットワーク設定は不要です。公式 2.0 の声色をすべて内蔵し、16 言語をカバーします。

- Microsoft Azure Speech:海外向けです。声色一覧は、あなたの Key で公式の全件を自動取得し、百を超える言語をカバーします。Key のほか、リソース作成時に選んだリージョン(例:eastasia)も必要です。

声色と言語について:二社が出せる声色はすべて掲載し、言語別に分けてあり、検索できます。読んでいる言語に合う声色を選んでください。Athena の画面が対応する言語とは無関係です。登録や支払いの前に、下の公式ドキュメントで、欲しい言語がその事業者の一覧にあるかを確認してください。 Azure では次を必ず知っておいてください。声色の言語と本文の言語が食い違うと音は出ませんが、そのリクエストは課金されます。選び間違えてもエラーにはならず、無音のまま料金だけが引き落とされます。

料金について:支払いはあなたと事業者の直接契約です。Athena は代行請求も上乗せも上限設定もしません。数え方が違います。——Azure 公式では、漢字 1 字を 2 文字として数えます。中国語を読む実費は、表示単価の二倍です。火山は漢字 1 字を 1 文字とします。読み上げ中、画面に今回合成した文字数が出るので、照合に使えます。

安全について:API Key はこの端末にだけ保存されます。同期せず、Athena のサーバーにも上げません。別の端末では入れ直しになりますが、第三者の支払い情報を私たちが持つことはありません。システムのバックアップと機種変更の移行からは外してあり、クラウドバックアップに乗って外へ出るのを防いでいます。

よくある質問

クラウド音声で resource not granted(火山):Key は有効でもサービスが未開通、または選んだ声色がコンソールで発注されていません。火山コンソールの開通管理で対応してください。「Key が有効」と「合成できる」は別です。

Azure でリージョンエラー:リージョンは、音声リソース作成時に選んだものと完全に一致させてください。中国リージョン(21Vianet)のリソースには、chinaeast2 など中国リージョン名を入れてください。

Azure で声色を選んでも無音:たいてい、声色の言語と、その資料の言語が食い違っています。この場合 Azure は音を出さず、そのリクエストは課金されます。一致する声色に変えてください。

速さを動かしても変わらない:クラウド音声の速さは事業者の API が担い、二社とも対応しています。変化がなければ、いま本当にクラウド音声を使っているかを先に確認してください(通信が切れると、黙ってシステムエンジンに戻ります)。

最初の一文だけ待つ:クラウド音声は一度の通信往復が要ります。以降の文は先読みするので、聴感は途切れません。

公式ドキュメント

火山エンジン 豆包音声(声色一覧と課金):https://www.volcengine.com/docs/6561/1257544

Microsoft Azure Speech(言語と声色の対応):https://learn.microsoft.com/azure/ai-services/speech-service/language-support